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Google PCA試験を受けた

受験のきっかけ・目的

業務で使っていますが、あまり設計で使うことがないので学習のきっかけになればと思い受験しました

試験形式・出題範囲

選択肢問題です。ケーススタディもありますが、こちらも同様に選択肢問題です。

  • 難易度や特徴 GoogleのProfessional試験相当ですが、選択肢問題ですので50問しか出ませんし。 試験は選択肢形式で、全部で50問出題されます。 ケーススタディ(シナリオ問題)も含まれていますが、こちらも同じく選択肢で回答するスタイルです。

    試験としてはGoogleのProfessionalレベルなのである程度の難しさはありますが、全部選択問題なので、そこまで構えすぎなくても大丈夫です。 「うわ、全然わからん…」みたいな感じにはなりにくく、ある程度しっかり準備すれば対応できる内容でした。

学習方法・対策

  • 使用した教材・サービス
    基本的には Udemy の英語教材を字幕でみてました。ハンズオンは他のクラウドの経験があれば雰囲気でわかるものもあるので不要なところはスキップしています

  • 効果的だった勉強法
    ブレインダンプを使っても意味がない、というのはわかっていても試験勉強の最後は結局問題集を解くことになります。 ブレインダンプではない良い問題集があると試験勉強としてはいいのですが、ベンダー試験はあまり見かけないです。

    実際の設計のときは答えが用意されているわけではないですし、要件によってベストプラクティスやべき論を押し通すのが難しいケースもあるので合格が目的なのであれば試験勉強だと割り切るのも大事かもしれません。 実務の設計では正解が1つに決まっていることのほうが少ないので、「試験対策と実務は別物」と割り切って、勉強するのがいいんじゃないかなと。

試験当日の流れ

  • 受験方法(会場/オンライン)
    オンラインで受けました。オフラインもあるのですが、テストセンターの空きが他の試験に比べてなぜか少ないようで自宅受験にしました。

  • 当日の注意点や体験談
    オンライン受験では、事前にスマホで部屋の写真を撮って提出しておく必要があります。 このおかげで、当日になってカメラをぐるぐる動かして部屋の中を見せる…みたいな指示は特にありませんでした。

    身分証明書はパスポートを用意していたんですが、カメラに見せることはなくて、「机の上からどけてください」くらいで終わりました。

    あと、これはすごくよかったポイントなんですが、試験監督とのチャットで 「Google翻訳を使って、日本語で対応しましょうか?」と聞かれたんです。 他の試験だと全部英語のケースが多かったので、これはかなりありがたかったですね。

    試験前の確認が終わると、チャットに案内されて、そのまま試験開始になります。 チャットが始まるとすぐ試験になるので、待機時間のあいだに気持ちを整えておくのがオススメです。

    チャットに移行した後はちょっとした指示を受けてすぐに試験になるので、待ち行列にいる間に心の準備はすませておきましょう

合格後の感想

  • 試験を通じて得られたこと

    どの試験にも言えることですが、体系的に学ぶことで日常業務では触れる機会が少ないサービスについても出題されるため、知らなかった機能や構成に触れる良いきっかけになります。(最近はクラウドネイティブで専用線使うみたなこともないので、オンプレ連携周りはキャッチアップできてないですし) 特に、「こんなサービスあるんだな」「この使い分けってこういう考え方なんだな」という気づきや発見が得られたのが収穫です。

    また、クラウドアーキテクチャの設計そのものは、AWSやAzure、あるいはオンプレ環境であっても根本的な考え方は大きく変わらないため、GCP特有の設計パターンを把握することで、他クラウドとの共通点や違いを再確認できました。

  • これから受験する人へのアドバイス

    いわゆるベンダー試験あるあるですが、試験のボリュームに対して受験料はやや高めに感じますね。会社からの資格補助が出る場合は積極的に活用しましょう。 また、Google Cloudのパートナー企業であれば、無料バウチャーの提供があるケースもありますので、対象になっているか確認してみるとよいでしょう。

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